岡山県観光連盟が運営する岡山のグルメと特産品の通販サイト

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岡山県を代表する果物、ブドウについて、ブドウのことを知り尽くした農家さんに、
ブドウの種類やおいしい食べ方・見分け方を教えてもらいました。
教えてもらうのは、ブドウ大好きな子どもたち。おいしい社会見学の様子をレポートします。

写真:「おいしい」が生まれる現場に潜入!

「おいしい」が生まれる現場に潜入!

「畑についたぞ~」とブドウ畑に案内してくれたのは、昼夜の寒暖差を利用して良質なブドウを育む一大産地、高梁市(たかはしし)でブドウ農家を営む河原さん。約15年、この地で栽培に励む生産者で、24品目に及ぶブドウを作るプロフェッショナルです。
手入れの行き届いたブドウ畑に入ると、「地面がフカフカしとって、気持ちい~!」と子どもたち。
「このフカフカしたものはな、裏山から取ってきた葉っぱなんじゃ。この葉っぱが布団の役割になって、ブドウの木をまもってくれるんよ」と河原さんがやさしく説明してくれます。

葉っぱの次に、子どもたちが興味を示したのがブドウです。「ブドウが頭の上にいっぱいあるよ~」と上を指さし大喜び。
「1本の木に約300房のブドウがなっとる。全部、手で収穫するけぇ、大変なんじゃ」と話しながら、収穫したブドウを「ほら、食べてみるか」と差し出す河原さん。一口食べると「甘~い!」「おいしい~」の声があちらこちらであがります。
「おいしいブドウを作るには、畑に出てブドウのようすを観察するのが大切。愛情を持って育てることで、おいしいブドウができるんじゃ」と教えてくれました。

写真:おいしいブドウの食べ方・見分け方

おいしいブドウの食べ方・見分け方

おいしいブドウの見分け方は、「果軸が緑色になっとるものが、新鮮な証」と河原さん。シャイン・マスカットは、果軸がまだら色になっている状態が適熟のサインだそう。さらに、「粒ぞろいがよく、1粒1粒にハリがあって、ピオーネなどは表面にブルームと呼ばれる白粉(ブドウから分泌されたミネラルや糖分)があるものを選ぶといい」と教えくれました。

ブドウは、食べる30分前に冷蔵庫で冷やすと、おいしさが増すと言われています。また、「冷凍もオススメの食べ方」と河原さん。その際、実から枝を2~3mm残して1粒ずつカットし、水洗いした後、水気をふき取って密閉容器などに入れて冷凍庫へ。シャーベット感覚で楽しめ、子どもたにも「シャリシャリして、おいしい」「冷たくてアイスみたい」と大好評でした。

岡山で人気のブドウの種類

晴れの国・岡山から極上ブドウを届けます!

[生産量日本一]ピオーネ

ピオーネ

出荷時期目安:4~11月

「巨峰」と「カノンホールマスカット」を掛け合わせた品種で、種なしを「ニューピオーネ」と呼びますが、種なしが主流となった現在では「ピオーネ」と表記されます。全国一の生産量を誇る岡山県のピオーネは、強い甘みと旨みを称えた大粒の実が特徴。美しい黒色をした実は、皮離れもよく食べやすいため、大人から子どもまで幅広い層に人気が高い逸品です。

[生産量日本一]マスカット・オブ・アレキサンドリア

マスカット・オブ・
アレキサンドリア

出荷時期目安:5~11月

マスカット・オブ・アレキサンドリアは、シェア9割以上の生産量を誇る、岡山を代表するブドウです。エメラルドグリーンの美しい果実、さわやかな香り、奥行きのある甘さ、あふれ出す果汁が特徴で、高貴な味わいと姿から「ブドウの女王」とも称されます。

[岡山発祥]瀬戸ジャイアンツ

瀬戸ジャイアンツ

出荷時期目安:7~11月

黒系の「グザルカラー」と緑系の「ネオ・マスカット」を掛け合わせた岡山生まれの品種です。種なし、極薄の皮が特徴で、皮の酸味と渋みが、実の甘みと絶妙にマッチ。パリッと弾ける食感の実は、そのまま食べることができます。まるで桃のような割れ目があり、「桃太郎ぶどう」という名で売られているものもあります。

[人気急上昇!]シャインマスカット

シャインマスカット

出荷時期目安:7~10月

平成18(2006)年に誕生した新しい品種ながら、そのおいしさに注目が集まる人気急上昇のブドウです。糖度の高さや、ほのかに広がるマスカット香に魅了されます。粒が大きく、種がなく、皮ごと食べられるのも魅力で、女性や子どもに人気の品種です。

どれもおいしそう!

[岡山発祥]オーロラブラック

オーロラブラック

出荷時期目安:5~10月

岡山で誕生した新品種で、ピオーネ、巨峰に次ぐ黒系ブドウとして注目されています。深い黒色が特徴で、果粒は大きく食べ応えもしっかり。糖度は高く、奥行きのある甘さも魅力的。種はなく、皮は薄いため、そのまま食べることもできます。収穫後の日持ちがよいので、贈答用としても人気を呼んでいます。

[人気急上昇!]紫苑(しえん)

紫苑しえん

出荷時期目安:10月~12月

赤系ブドウの注目株として、岡山で盛んに栽培される紫苑は、珍しい冬ブドウです。気品漂うワイン色をまとった実は大振りで、強い甘みが魅力。一口食べると、独特の食感のあとに、瑞々しい果汁が広がります。種はなく、皮離れもよいため、小さな子どもでも食べやすいと評判です。

[生産量日本一]グローコールマン

グローコールマン

出荷時期目安:10~1月

生産量の9割以上を岡山が占めるグローコールマン。冬の寒い時期に収穫されるため、別名「こたつブドウ」とも呼ばれています。実は大きく、皮は薄く、デラウェアのような淡い紫色をしています。一口食べると果汁があふれ、さわやかな余韻が広がるさっぱり系ブドウです。

取材協力:かわはらぶどう園

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