「くだもの王国」と称される岡山県には、秋から冬にかけても魅惑の果物がいろいろ。
風格を称えた冬のフルーツをご紹介します。
紫苑しえん
ワインレッドをまとった美しい果実の紫苑は、冬に収穫される冬ブドウ。
ラグビーボウルのような楕円の粒形が印象的で、粒が大きく、もこもことせめぎあうような房形をしています。甘みが強く、果汁が多い瑞々しさが特徴です。岡山県の次世代フルーツとして、期待されています。
種がなく、口に入れるとつるりと皮がむけ食べやすく、そして甘さも格別!お子さんがいるファミリーにも喜ばれる冬ギフトです。
あたご梨
世界最大級の大きさを誇る食べ応え抜群の大玉梨。
大きいものは、なんと一玉2kg。全国一の生産量を誇る岡山では、秋から冬にかけてあたご梨が出荷されます。その味わいは見た目を裏切る繊細なもので、さわやかな甘み、瑞々しい果汁、シャキシャキとした食感が魅力です。追熟すると、香りと甘みが一段と深まり、より一層おいしくいただけます。
堂々たる風格、香り、食感が格別なあたご梨は、岡山が誇る冬フルーツ。涼しい場所で保管することで、日持ちがするのも特徴です。
グローコールマン
その生産量の95%以上を岡山県が占めるグローコールマン。
10月下旬から12月にかけてと、ブドウの中ででももっとも遅い時期に出荷を迎える珍しい品種です。酸味が少なく、甘さ控えめで、すっきりとした後口が人気を呼んでいます。深みのある黒褐色の果肉は皮離れがよく、瑞々しい果汁が喉を潤してくれます。
寒い時期に食べるブドウのため、別名「こたつブドウ」とも呼ばれるコールマン。控えめな甘さと瑞々しさが魅力です。